MENU
  • ホーム
  • 膝関節
  • 股関節
  • センター長の紹介
  • 診察案内
  • アクセス
  • お知らせ
  • 医療コラム
京都ルネス病院 人工関節センター
| 京都ルネス病院 人工関節センター
  • ホーム
  • 膝関節
  • 股関節
  • センター長の紹介
  • 診察案内
  • アクセス
  • お知らせ
  • 医療コラム
京都ルネス病院 人工関節センター
  • ホーム
  • 膝関節
  • 股関節
  • センター長の紹介
  • 診察案内
  • アクセス
  • お知らせ
  • 医療コラム
  1. ホーム
  2. センター長コラム
  3. 人工股関節手術後に脚(足)の長さが違う気がするのはなぜ?整形外科専門医が解説

人工股関節手術後に脚(足)の長さが違う気がするのはなぜ?整形外科専門医が解説

2026 5/29
センター長コラム
2026年8月26日

人工股関節置換術(THA)を受けた患者さんから、

  • 手術したら脚(足)が長くなった気がする
  • 左右の脚(足)の長さが違うように感じる
  • 歩くとバランスが悪い気がする
  • 手術は失敗だったのでしょうか?

といった相談を受けることがあります。

人工股関節手術後の「脚(足)の長さの違和感」は比較的よくみられる症状の一つです。

しかし、実際にはレントゲン上の脚長差と、患者さんが感じる脚長差は必ずしも一致しません。

この記事では、人工股関節手術後の脚長差感(足の長さの違和感)について分かりやすく解説します。

目次

実際の脚長差と「脚長差感」は別のものです

まず最初に知っていただきたいのは、

「足の長さが違うように感じること」と 「実際に足の長さが違うこと」 は別の問題だということです。

レントゲン上ではほぼ同じ長さであっても、

  • 長くなった気がする
  • 短くなった気がする
  • 左右差があるように感じる

ということは珍しくありません。

このような状態を「脚長差感(Perceived Leg Length Discrepancy)」と呼びます。

なぜ足の長さが違うように感じるのでしょうか?

変形性股関節症が進行すると、

  • 股関節の軟骨がすり減る
  • 脚が短くなったような状態になる
  • 骨盤が傾く
  • 股関節周囲の筋肉のバランスが崩れる

といった変化が起こります。

患者さんは長い年月をかけて、その状態に身体が慣れています。

人工股関節手術によって脚長や骨盤バランスが改善すると、

身体は正しい状態に戻ったにもかかわらず、

「急に足が長くなった」

と感じることがあります。

実際には長くなったのではなく、元の状態に近づいた結果として違和感を覚えている場合も少なくありません。

脚長差感はどれくらいの患者さんに起こるのでしょうか?

人工股関節手術後の脚長差感は比較的よくみられる症状です。

研究によって差はありますが、術後早期には一定数の患者さんが脚長差感を経験すると報告されています。

一方で、多くの患者さんでは時間の経過とともに違和感が軽減していきます。

時間が経てば改善するのでしょうか?

多くの場合、改善します。

手術後は、

  • 筋肉の柔軟性の回復
  • 歩行バランスの改善
  • 骨盤傾斜の改善
  • 脳が新しい身体バランスに慣れる

ことによって、違和感は徐々に軽減していきます。

実際には術後数か月から1年程度かけて改善する患者さんが多くみられます。

脚長差感がある場合は失敗なのでしょうか?

必ずしもそうではありません。

むしろレントゲン上で脚長差がほとんどないにもかかわらず、違和感を訴える患者さんは少なくありません。

そのため、

「違和感がある=手術失敗」

とは言えません。

まずは診察やレントゲンで実際の脚長差がどの程度あるのかを確認することが大切です。

脚長差をできるだけ少なくするために

当センターでは前外側アプローチ(ALS:Anterolateral Supine Approach)を採用しています。

ALSは仰向け(仰臥位)で手術を行うため、左右の脚長や骨盤バランスを確認しながら手術を進めやすいという特徴があります。

また必要に応じて透視装置も利用しながら、脚長差を最小限に抑えるよう努めています。

ただし、レントゲン上で脚長が揃っていても、術後しばらくは違和感を感じる患者さんがおられることも事実でし、患者さんによっては脚長を揃えることにこだわらない方が良いケースもあります。

私自身もこのテーマの研究に関わりました

私自身も人工股関節手術後の脚長差感に関する研究グループの一員として、患者さんが感じる脚長差の変化について報告に携わった経験があります。

その研究でも、実際の脚長差だけでは説明できない「患者さんの感じ方」が重要であることが示されました。

人工股関節手術ではレントゲンだけでなく、患者さん自身がどのように感じているかも非常に大切だと考えています。

まとめ

  • 実際の脚長差と脚長差感は別の問題である
  • 人工股関節手術後に足の長さの違和感を感じる患者さんは少なくない
  • 多くの場合は時間の経過とともに改善する
  • 違和感があるからといって手術失敗とは限らない
  • ALSでは脚長や骨盤バランスを確認しながら手術を行いやすい

よくある質問(FAQ)

足の長さが違うように感じますが大丈夫ですか?

術後早期には比較的よくみられる症状です。まずは実際の脚長差があるのか、脚長差感なのかを確認することが大切です。

違和感はいつ頃まで続きますか?

個人差がありますが、多くの患者さんでは数か月から1年程度で改善していきます。

脚長差感がある場合は再手術が必要ですか?

ほとんどの場合は必要ありません。まずは診察とレントゲン評価を受けることをおすすめします。

人工股関節手術後の脚長差感は、股関節の痛みや歩行バランスの改善とも関係しています。 手術後の生活については、 人工股関節のアプローチ解説 や、 人工股関節手術後に車の運転はいつからできますか? も参考にしてください。

変形性股関節症について詳しくはこちら


参考文献

Iwakiri K, Ohta Y, Fujii T, et al. Changes in patient-perceived leg length discrepancy following total hip arthroplasty. Eur J Orthop Surg Traumatol. 2021;31(7):1355-1361.

ご相談・診療について

当センターには福知山市を拠点に、北近畿エリア(綾部市・京丹後市・宮津市・与謝野町・舞鶴市・豊岡市・養父市・朝来市・丹波市)からも多数ご来院いただいています。

この記事は京都ルネス病院人工関節センター長、整形外科専門医・人工関節認定医 藤井嵩が執筆しています。

センター長コラム
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • What Is iovera°? The Potential of Cryoneurolysis for Knee Pain — A Perspective from a Japanese Arthroplasty Surgeon

関連記事

  • iovera°とは?膝の痛みを「冷却」で抑えるCryoneurolysis(クライオニューロリシス)の可能性
    2026年8月19日
  • What Is iovera°? The Potential of Cryoneurolysis for Knee Pain — A Perspective from a Japanese Arthroplasty Surgeon
    2026年8月19日
  • 遠方から人工股関節手術(THA)は受けられる?通院回数・入院期間・術後フォローを解説
    2026年8月12日
  • 人工股関節手術後に正座はできる?専門医が解説
    2026年8月5日
  • 人工股関節手術後に温泉は入れる?人工関節は錆びない?専門医が解説
    2026年7月29日
  • 人工股関節手術後の脱臼はどれくらい起こる?原因や予防法を専門医が解説
    2026年7月22日
  • 人工股関節手術をしないとどうなる?手術を急ぐべき人・急がなくてよい人を専門医が解説
    2026年7月15日
  • 人工股関節(THA)をすると本当に痛みはなくなる?満足度や長期成績を専門医が解説
    2026年7月8日

コメント

コメントする コメントをキャンセル

Search
京都ルネス病院 人工関節センター

お気軽にお問い合わせください.

住所 :〒620-0054 京都府福知山市末広町4丁目13番地

0773-22-3550

info@kneehip-jointcare.com

Search

©

目次