目次
✅ この記事でわかること
- TKA(人工膝関節全置換術)とUKA(単顆置換術)の違い
- それぞれのメリット・デメリット
- どちらが適しているかの判断基準
- 経験豊富な医師に任せるべき理由とは?
🦴 TKAとUKAはどう違うの?
人工膝関節置換術には、大きく分けて以下の2種類があります:
術式 | 内容 |
---|---|
TKA(全置換術) | 膝の関節全体(内側・外側・膝蓋骨)を人工関節に置き換える手術 |
UKA(単顆置換術) | 主に内側のみを人工関節に置き換える手術 |
📘 わかりやすく言うと…
TKA = 全部交換するリフォーム
UKA = 痛んだ場所だけ部分リフォーム
✅ それぞれの特徴
項目 | TKA(全置換) | UKA(単顆置換) |
---|---|---|
対象 | 関節全体がすり減っている人 | 片側(多くは内側)だけの変形がある人 |
切除範囲 | 広い | 限局的(骨や靭帯の温存) |
術後の動き | 安定して歩けるようになるが正座は難しい | 靭帯が残っており自然な動きが可能 |
15~20年 | ||
比較的容易 | ||
入院・回復 | 標準的(2~3週間) | やや早い(10日〜2週間前後) |
📊 適応の見極めが重要!
UKAは、膝の片側だけがすり減っている比較的早期の変形性膝関節症に対して非常に良い選択肢ですが、以下のような条件が必要です:
- 外側や膝蓋骨に変形がない
- 靭帯がしっかりしている
- 関節の変形があまり進んでいない
- 軟骨の残り具合が評価できている(MRI等)
→ つまり、「全員に使えるわけではなく、きちんと診断・評価したうえでの適応が必要」です。
⚠ UKAは“難しい手術”でもある
実はUKAは、TKAに比べて高い技術と正確な判断が必要な手術です。
- 手術に慣れていない施設でのUKAは、再手術のリスクが高いという報告もあります
- ある論文UKAを年間20例未満しか行っていない施設では、再置換リスクが高くなるとされています
💪 当センターの強み:症例豊富な専門医による安心のUKA
当センター長は、TKA・UKAともに年間多数の症例を担当しており、
UKAについても年間20例以上の実績を継続的に持つ専門医です。
→ この経験により、適応の見極め、正確なインプラント配置、術後管理までトータルで安心して任せていただけます。
🧭 どちらを選ぶべき?迷ったときは…
「TKAとUKA、どちらが自分に合っているのか?」は、患者さんごとの膝の状態によって異なります。
当院では、レントゲン・MRI・身体診察を組み合わせて科学的根拠に基づいた治療選択を行っています。
📝 まとめ
- TKA=すべての関節面を人工関節に交換
- UKA=限られた部分だけを交換する“精密な選択的手術”
- UKAは優れた術式ですが、医師の経験と症例数が非常に重要
- 当センターでは年間20例以上のUKA実績があり、安全・確実な治療をご提供します
🏥 ご相談・診療について
「TKAとUKA、どちらが自分に向いているかわからない」
「部分的な手術で済むなら、その方がいい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
専門医による丁寧な診察と的確なご提案をさせていただきます。
コメント